糖尿病内科
当科では、糖尿病の早期発見、早期治療、適切な血糖コントロールによる合併症の予防や進展防止を目指しております。
合併症のある患者さんでは眼科、腎臓内科、循環器内科、皮膚科、整形外科など関連各科と連携しながら診療しております。
糖尿病は患者さん自身が主治医となって、医療スタッフと相談しながら療養に取り組んでいただく病気です。
糖尿病教室
当院では、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、検査技師による療養指導チームで患者さんと共に血糖コントロール改善を目指しています。
糖尿病のコントロールや合併症対策のため、あるいは患者さんに糖尿病についてさらに知識や実践を向上させていただくことを目的に、丁寧な外来診療はもとより、 糖尿病教育・治療入院、あるいは糖尿病教室、栄養指導やフットケアといった療養指導を行っております。
糖尿病教育入院特別食のご案内
糖尿病教育入院特別食
糖尿病教育入院期間中に、糖尿病の食事療法について理解を深めていただくことを主旨として特別食をご用意しています。
糖尿病食のポイントを織り込みつつ、見た目も華やかな内容となっており、「糖尿病食=制限食」というイメージが変わるきっかけをご提供できればと思います。
お申し込み方法
入院時の栄養食事指導後にご希望を確認させていただきます。
自己負担額について
通常の食事代に加えて1食220円(税込)をご負担いただきます。
アレルギー・キザミ対応について
アレルギー、キザミ等の個別対応はしていません。あらかじめご了承ください。
糖尿病
実績
【2023年度の治療・教育入院数】61件
【2023年度の外来・地域からの紹介数】86件
【糖尿病療養指導士の在職人数】
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)7名
地域糖尿病療養指導士(CDEL)2名
フットケア指導士1名
2020年4月1日より糖尿病学会認定教育施設Ⅰの認定を受けました。
当院の教育入院(1~2週間)では合併症の検査やインスリン分泌能の検査を行い、治療方針を決定するだけでなく、当院独自の糖尿病教育入院パンフレット「Re-born」を用いて糖尿病のことを学んでいただき、食事・運動療法の体験、栄養相談を通して「Re-born」してもらえるよう心がけております。
また平成28年にはインスリンポンプ療法導入も対応を始めました。今後は持続血糖測定( CGM)も対応可能となります。血糖変動の激しい症例や1型糖尿病、糖尿病合併妊娠の症例がありましたらご紹介をお願い申し上げます。
肥満症治療薬外来
明石市立市民病院では、2025年8月1日より「肥満症治療薬外来」を設置します。
受診には紹介および予約が必要となります。
予約開始は2025年7月1日を予定しております。詳しい予約方法につきましては、7月1日に当ページに掲載いたします。
当外来では、肥満症治療薬(当院ではウゴービ®(GLP-1受容体作動薬)、ゼップバウンド®(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)を取り扱っています)を用いて、効果的な体重減少を目指す専門的な診療を提供しています。
肥満症治療の基本は食事療法と運動療法にあり、これらは薬物治療を受ける際も並行して継続する必要があります。
当外来では、これらの基本治療に加え、薬剤を用いることでさらに効率的な減量を目指します。
肥満治療薬は有効な効果が期待されますが、副作用などのリスクも伴うため、治療開始前には医師との十分な相談が必須です。
また、保険適用を受けるために特定の条件があり、該当する患者さんのみが保険適用による治療を受けられます。
薬物治療に至るまでには、医師の診察、栄養指導を含む複数回の通院が必要です。初診から薬物治療開始までに最低でも6か月間を要します。
また薬物治療終了後も、リバウンド防止のために定期的なフォローアップが必要となります。
私たちは、患者さん一人ひとりの状況に合わせた、安全かつ効果的な治療プランを提案し、健康的な体重減少へと導きます。
スタッフ紹介
氏名 | 役職 | 専門分野 | 所属学会・資格など |
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今井 暖 | 副医長 | - | 日本内科学会(専門医) 日本糖尿病学会(専門医) 日本内分泌学会(内分泌代謝・糖尿病内科専門医) |
田中 紀實 | 非常勤医師 | 糖尿病 |
医学博士 日本内科学会(認定医・総合内科専門医・指導医) 日本糖尿病学会(専門医・指導医) |
中島 寿樹 | 非常勤医師 | - |